登ってみたで! 越前の山 (1000m以上)
・行程表示時間は、1時間につき10分ほどの休憩を含む。
・登山後に入れる近くの温泉表示(入館時間に注意)。

荒島岳(1524m) 健脚向き、あっ宝んど(大野市南新在家22時まで600円)   中出コースへ
勝原コース
・大野市158号線九頭竜川「君が代橋」から勝原スキー場まで約8km、銀嶺荘とスキー場は廃業。元スキー場の駐車場にトイレ有り。駐車場から、ゲレンデを登って山頂までの「勝原コース」は、約3時間30分。下りは約2時間20分。

・今日( 2010.5.2 )が山開きの荒島を今年初めての山登りに選ぶ。6時前に武生を出発、途中おにぎり、お茶などを購入し勝原スキー場に7時到着。ちょうど山開きの神事が始まる。快晴だ。県外の車もたくさん。

・7時過ぎ駐車場を出発。相変わらず、がらがらの石だらけのゲレンデを登るのはきつい。早朝の風はまだ冷たい。元スキー場頂上までブナの根保護用のチップを運び、リフトの回転軸の鉄板をベンチにして小休止。いよいよ芽生え始めた林の中の急坂を登り始める。ぶなの林が始まるころ真っ白な白山が見られる。雲一つないがやや霞がかっている。シャクナゲ平の手前の窪地は雪が残ってる。急坂を登り一面残雪のシャクナゲ平に到着する。今年は4月にも雪が降り残雪が多い方かな。
・休憩後、再びぶなの林や雪の原を進む。もちが壁の岩場を階段やロープを伝って登る。4月に滑落死があったところだ。やがて、左手と前方が開け、白山、経が岳がくっきりと見える。一面残雪の原だ。熊笹の道より雪の上を進みながら、前に望む山頂を目指す。
・11時前に頂上到着、記念撮影。白山、銀杏峰、能郷白山など360度の展望だ。時折風が冷たく感じられるが快晴で日差しが強い。頂上の祠は立派に再建されていた。どんどん登山者が上がってくる。
・11時40分下山開始。雪の上よりも、土のぬかるみの方がすべる。シャクナゲ平を過ぎると特に膝に厳しい。リフト終点まで一気に下ってきた。小休止後、さらに膝をガクガクさせながらゲレンデを下り、2時すぎ下山完了。
・途中、イワウチワの群生、ショウジョウバカマが可憐に咲いていた。イワウチワは、葉の形がハート型でなく、変種のトクワカソウとのことだ。( 2010.5.2 残雪の山開き )
  

・駐車場−0:50−リフト終点、登山口−1:30−シャクナゲ平−0:10−もちが壁−1:00−頂上 (登り約3時間30分)
・頂上−0:45−シャクナゲ平−0:55−リフト終点−0:30−駐車場 (下り約2時間20分)

2010.5.2「残雪の山開き」

   スキー場駐車場

石だらけのゲレンデ

 安全祈願

   元リフト終点

  元リフト終点登山口

 トクワカソウ(イワウチワ)

  残雪の道

  シャクナゲ平

一面残雪のシャクナゲ平

  もちが壁

  ショウジョウバカマ

 小荒島とシャクナゲ平

  残雪の上をいく

   山頂で

 白山をバックに

 再建された祠

2009.6.29  「初夏の荒島」

夏草いっぱいのゲレンデ

 こぶや穴のあいたブナ

  もちが壁の急坂

  お花畑

   ニガナ?

  ハナニガナ?

  頂上で

   残雪の白山


( 2006.5.21「春の花満開」のページ     2005.5.1「残雪の山開き」のページ        2003.7.13「夏の荒島」 )


中出(なかんで)コース
・大野市158号線九頭竜川「君が代橋」から「中休」信号まで約2.7km、右折して1km程進むと左手に中出コースの案内板有り。左折して細道をいくと集落の道を横切ってから林道にはいり1.2kmで平成24年に新しく整備された中出コース登り口の大駐車場に着く。トイレや足湯がある。以前は300mくらい上ってテレビ中継所方面と荒島登山道の分岐点に車数台しか置けなかった。

・駐車場−0:30−登山口−1:00−「あと3.3km」−0:50−小荒島山頂−0:20−シャクナゲ平(勝原コースと合流)−0:30−前荒島−0:30−頂上 (登り約3時間40分)
・頂上−0:50−シャクナゲ平−1:20−登山口−0:20−駐車場 (下り約2時間40分)

・中出コース登り口の駐車場が新しくなったので今日は中出コースを選ぶ。8時過ぎ、すでに車20台くらい。好天に恵まれ、駐車場から5分ほどのぼり荒島登山道の分岐点で左に折れて林道に入る。駐車場から30分ほど林道を歩くと中出コース登山口。
・ここから杉林の中を登り始める。雲ひとつない青い空、とてもさわやかで鶯がさかんに鳴いている。すぐ「二又」の標識後、急登になり3回ぐらい荒れた林道を横切ると、後ろの視界が広がる。山吹やニリンソウの群生が咲き誇る杉林の中を進み「雨降展望台」「おおこば展望台」の標識を経て尾根に出ると、麻那姫湖が望まれた。登山口から1時間くらい。いつのまにか新緑のぶな林である。「荒島まで3.3km」の標識、「向坂」「ひえ畑」「とやのおとし」の急坂を過ぎると小荒島口に着く。
・藪の中を登るとすぐ360度展望のきく小荒島岳山頂だ。まだまだ残雪の多い白山がきれいだ。スタミナが切れかかり早い昼食にする。少し下ってから登るとしゃくなげ平」だ。大勢休憩している。
・真っ白のタムシバを見上げながら進み、「もちが壁」のロープを掴むとピンクのしゃくなげが満開だった。展望が開け「前荒島」。頂上はもう少しだ。谷にはまだ残雪が見える。
・カタクリやショウジョウバカマ、イワウチワ(トクワカソウ)を眺めながら、頂上へ。白山、能郷白山、北アルプス、乗鞍、御嶽など今日は絶好の展望だった。 (2014.5.18) 、     秋 (2003.11.2)


中出コース登口駐車場

満開の藤の花

中出コース登山口

鮮やかなヤマブキ

ニリンソウの群生

麻那姫湖

向坂

木漏れ日のブナ林

小荒島岳

にぎわうしゃくなげ平

純白のタムシバ

急坂のもちかべ

満開のシャクナゲ

カタクリ

前荒島から頂上を望む

ショウジョウバカマ

イワウチワ(トクワカソウ)

方位盤

頂上で白山を背景に

ザゼンソウ