上高地〜槍ヶ岳(3180m)〜新穂高温泉   平湯温泉バスターミナル3Fパノラマ温泉 (18時まで, 600円/割引400円)

・武生を2時に出て白鳥まで110km。白鳥ICから高山ICまで東海北陸道を走る。途中、朝食と昼食を仕入れる。高山から国道158号線を東進し、平湯温泉から2km程北西の「あかんだな駐車場」に7時過ぎ入る。土日をはずしたので空いている。
 (合計約200km、4時間30分、駐車料金一日500円、駐車場から平湯バスターミナルまでのバスは無料) 2010(H22).8.3(火)〜8.5(木)     
槍ヶ岳のお花へリンク
平湯から上高地へ
・あかんだな駐車場7:20発のシャトルバスバスで平湯バスターミナル経由し、7:55に上高地バスターミナルに着く。
濃飛バス
(シャトルバス30分毎、あかんだな夏時間始発4:50,5:20,5:50,6:20 ・・・→ 上高地到着5:25,5:55,6:25,6:55・・・ 、往復2000円、片道1130円)
1日目  上高地から槍沢ロッジへ
・上高地バスターミナル1500m−1:00−明神−1:00−徳沢−1:00−横尾山荘−1:00−一ノ俣1705m−1:00−槍沢ロッジ1850m (合計5時間+昼食休憩)
槍沢ロッジ予約先TEL 0263-35-7200(松本)1泊2食9000円 、昼弁当1000円、直通電話0263-95-2626

・上高地バスターミナル横で、登山届けを提出。8時20分、川沿いを出発。河童橋もまだ人出は少ない。青空の中、西穂がきれいに見える。オオシラビソの林の中を進む。さわやかだ。明神では、もう携帯はつながらない。2時間で徳沢に着いた。ここまで道も広く平坦なのでトレッキング者も多い。公衆電話がある。ソフトクリームを食べすぐ出発。12時前、横尾山荘に着く。高度1615m。涸沢へ進む者も多い。槍までの距離の中間点だ。
・昼食後1時に出発。すぐ道が細くなり、人もまばらで、空も雲に覆われてしまう。槍見河原では霧雨になった。2時前に一の俣に着く。小休止後、すぐ二の俣の木橋を渡ると徐々に上りがきつくなってくる。
・3時前、槍沢ロッジ着。気温24度とあり涼しい。別世界だ。沢の水音が心地よい。水が豊富で風呂にも入れた。もちろん石鹸は使えない。5時夕食、外で涼むが霧は晴れず、談話室でテレビを見る。8時半消灯だ。土日でないので定員の半分くらいで、余裕があり、ゆっくり眠られた。水はペット1本使っただけだった。ここは、飲み水も豊富で、粉末のポカリを使い補充する。


カッパ橋

梓川

明神

徳沢

横尾

ガスの槍見河原

沢沿いを登る

槍沢ロッジ

2日目  槍沢ロッジから槍岳山荘へ
・槍沢ロッジ1850m−1:00−水俣乗越2094m−1:10−天狗原分岐2348m−1:00−水場−1:00−坊主岩屋−1:00−殺生分岐2810m −1:00−槍岳山荘3060m (合計6時間10分+昼食休憩)
槍岳山荘予約電話TEL 0263-35-7200(松本)1泊2食9000円 、昼弁当1000円、直通電話090-2641-1911 

・4時前から騒々しい。5時朝食。快晴だ。木々の間から槍ヶ岳が遠望できる。
・6時過ぎロッヂを出発する。赤茶色の幹のダケカンバの林の中を進む。30分余りでババ平、標高2000mとある。もとの槍沢小屋跡でキャンプ地だ。少し前が開けてきた。キリキリキリと甲高く鳥が鳴く。まだ槍は見えない。木陰の沢沿いをさらに進み、五郎沢表示を過ぎるとやがて、東鎌尾根が目の前に迫り、水俣乗越分岐に着く。ロッヂを出て1時間余りだ。上りも急になり、槍沢が左に曲がる大曲になると、U字谷がきれいに見える。樹木も低くなって、背に当たる日差しもきつい。へばりながら1時間余りで天狗原分岐に着いた。左手に、雪渓やハイマツや黄色のお花畑が広がる。息があがる。
・一服後、歩幅と姿勢に気をつけながら一歩ずつジグザグ斜面を登っていく。1時間余りで水場に着く。ちょうどペットボトルが空になったところだ。冷たい水がしみいる。左側に雪渓を渡ると目の前に槍が現れた。とてもきれいだ。ガレ場の斜面を進むがだんだんペ−スが落ちている。再び1時間ほどで、坊主岩屋に着く。
・開山者の播隆上人が祭ってある。霧が上がってきて、曇り空になり涼しくなってくる。あと700mの表示で、殺生分岐2760mに着いた。12時前だ。ちょうどスタミナ切れで、昼食にする。ロッジの弁当はちらしの押寿司でうまかった。上から20人ほどの集団が降りてくる中に照英を見つける。槍岳山荘は目の前だが、槍は時々霧に覆われる。
・昼食後1時間で山荘に着いた。1時20分だ。残念ながら霧で見通しが悪い。あたりを散策。槍の頂上は明日の朝にする。涼しくて長袖が必要だ。
・夕食の5時頃にやっと霧が晴れてくる。山荘は200人位とのことで空いている。飲み水は雨水を貯蔵したもので少ししか出ない。最後の水場の坊主岩屋で汲んできてよかった。トイレはバイオ式で洋式だ。ここでもテレビを観る事ができた。8時過ぎ布団をかけて床に入る。

大曲とお花畑

雪渓を渡る

ついに槍が見える

堂々たる槍

殺生分岐

霧の中の槍

涼しい槍岳山荘

夕食後、霧が晴れる

3日目  槍ヶ岳山頂に挑戦(高度差120m)
・槍岳山荘3060m−0:30−槍ヶ岳山頂3180m−0:30−槍岳山荘 (合計1時間)

・4時過ぎ起床、快晴。朝焼けの中、富士山もくっきり。5時の日の出で、山頂に向かう。夜明け前に登った人が戻ってくるが人出は少ない。早速岩登りが始まる。手と足をかけるところを探しながら慎重に登る。鉄くいのところもある。下を見ると心臓が高鳴る。後半は梯子だ。最後の梯子は垂直で長い。しがみつきながら、恐る恐る登り頂上に到達した。拍手で迎えられ、360度のすばらしい眺めに感激。
・記念撮影後、慎重に下山。途中、アドバイスしてくれる人がいて大助かりで、写真まで頼む。足場を確認できれば安心できるものだ。6時すぎ山荘に戻る。朝食は、一緒に下山した4、5人だけだった。



夜明けの槍ヶ岳

慎重に岩をよじ登る

ちょっと一休み

最後の長い梯子

山頂で記念撮影

360度の展望

槍岳山荘を望む

鎖を伝って下りる

槍岳山荘から新穂高温泉へ下山
・槍岳山荘−0:10−飛騨乗越−1:00−千丈乗越口−0:10−2500m−0:40−2300m最終水場−0:50−槍平小屋−0:50−藤木レリーフ−0:10−滝谷小屋−1:10−白出小屋(林道口)−0:40−穂高平小屋−0:30−林道口−0:15−駐車場、新穂高温泉ロープウェー−0:05−バスターミナル (合計6時間30分+昼食休憩)

・7時15分下山開始、新穂高へ向かう。飛騨乗越からは誰もいない。正面に笠が岳を見て、槍と太陽は背にして涼しい風を受けながら、お花畑の中の急坂をジグザグに下る。1時間10分で千丈乗越に着く。救急箱が設置してある。登って来る人が2、3人見える。ここから15分程で標高2500m表示を過ぎるとダケカンバの樹木帯に入り槍ヶ岳も見えなくなった。ヘリが向かいの山小屋へ荷物を運ぶのがよく見える。
・2300m表示で水場、数人の登山者と下山者が休む。キリキリ鳥をカメラの高ズームで追う人に出会うが名前は知らず。2100m表示をすぎるとまもなく河原に出て、10時過ぎに槍平小屋に着いた。ここで宿泊して槍に登る人は少ないようだ。甘いジュースを買う。
・30分ほど休み、川沿いに林の中を下る。藤木レリーフは水場で5、6人している。すぐに滝谷川の大河原になり木橋を渡ると滝谷避難小屋だ。河原の木陰で早い昼食をとる。山荘の弁当は中華ちまきだ。とてもおいしい。
・12時出発、木陰だがだんだん暑くなってくる中をひたすら下る。途中久しぶりに25人の団体登山者に出会う。本当に静かだ。1時過ぎ、再び大きな白出沢に出る。河原を渡ると林道に出た。30分程で穂高平小屋、さらに30分程で林道口、近道を通って10分程で駐車場のあるロープウエィ駅、さらに5分下って新穂高バスターミナルに着いた。すぐ、2時55分のバスに飛び乗り、平湯に向かう。


富士山、八ヶ岳

笠ヶ岳

飛弾沢から見る

槍平小屋

藤木レリーフ

穂高平小屋

新穂高ロープウェィ

新穂高バスターミナル

新穂高温泉バスターミナルから平湯あかんだな駐車場へ
・新穂高温泉バスターミナル−0:35−平湯バスターミナル
   ・・・16:55,17:55,18:25最終 → ・・・17:28,18:28,18:58到着 料金870円 
・平湯バスターミナルからあかんだな駐車場行きバスは、毎時05、55分発で無料

・平湯バスターミナルからあかんだな駐車場までは、無料バスが出ている。駐車場から車をとって、再び平湯バスターミナルに戻り、バスターミナル3Fの「パノラマ温泉」に入る。(600円/割引券400円、6時閉店) 途中夕食をとって、11時30分武生に戻った。


参考(槍ヶ岳から上高地へ下りるルート)
・槍岳山荘−1:40−水俣乗越2094m−1:00−槍沢ロッジ−1:00−一ノ俣−1:00−横尾−1:10 −徳沢−1:00−明神−0:55−上高地バスターミナル (合計7時間30分)
・上高地バスターミナル−0:35−平湯あかんだな駐車場   ・・・16:30,17:00,17:30,18:00最終 → ・・・17:05,17:35,(17:55平湯),18:35到着