遠見尾根コース
五竜岳(2814m)
白馬温泉 多数 500円
・午前3時、Tの車で出発。武生から糸魚川インターまで約243km、休憩を入れて約3時間。糸魚川からは、国道148号線を約51km南下し、白馬神城に入った。糸魚川から約1時間。
・白馬五竜岳スキー場「エスカルブラザ」大駐車場は無料。ゴンドラリフト共通往復券は5日間有効で2000円だ。
・帰りは、白馬温泉「倉下の湯」で入浴してから、21時武生に戻った。往復約592km。
・8/4、7時すぎ、五竜エスカルプラザの無料大駐車場に入る。平日のためガラすきだった。昨日まで天気は悪かったそうだ。今日のゴンドラ開始は7時30分、リフトは8時30分とのことで、朝食をとって休憩。
・8時15分のゴンドラ「テレキャビン」に乗り、10分でアルプス平駅(1515m)へ。気温18度。ペアリフト10分で、植物園の上部に到着。一面シモツケソウのピンクの絨毯だがガスがかかっている。
・9時リフト降口を出発し、5分でガスの中の「地蔵ケルン1676m」。ここから枕木の急坂「見返坂」を登りはじめ、10時に「一ノ背髪」尾根に着く。「二ノ背髪」を経由して、10時30分「小遠見山2007m」到着。ガスの中で涼しい。ここまでは90分のハイキングコースだ。携帯電話もつながる。
・ここから遠見尾根伝いに進むと「中遠見山2037m」ケルンだがここもガスの中だ。ここから長い下りで、やせ尾根を過ぎてから急な上りが続き苦しい。12時「大遠見山2106m」着。ガスで視界は悪い。沼の近くの木には猿が座っている。ここで昼食を取り40分休む。
・再び、尾根伝いにアップダウンを繰返しながら所々雪渓や湿地の木道を進む。ショウジョウバカマやイワウチワが残っている。突然一面大きな雪渓の「西遠見ノ池」に出た。ひんやりしている。
・一服後、さらに、尾根道を上っていくが、どこが「西遠見山2268m」かはわからない。次第にガレ場の中を行く。赤い大岩場やくさり場をよじ登り、大雪渓とお花畑が視界に飛び込んできた。ガスの切れ間から、五竜岳と思われる山が顔を見せる。本当は、鹿島槍も見えるはずだがガスの中だ。ウグイスの鳴き声の中、急な木の階段を進むと、白岳の標識に到達した。目の前に五竜山荘が顔を出した。3時30分山荘着。携帯電話もつながる。
・長い道のりだった。唐松から登ってきた人も厳しそうだった。登ってきた遠見尾根側からどんどんと霧が上がってきている。天気予報もあまり芳しくない。明日鹿島槍へ向かう人もあきらめ顔だ。
・ 8/5 夜明け前、星が顔を出し、霧が晴れて来る。目の前には壮大な五竜岳だ。朝食後、直ぐに五竜岳に向かう。時々霧が舞うが、徐々に晴れてくる。いくつかの岩場を慎重によじ登りながら、細長い頂上の広場に到着。快晴となり360度のすばらしい展望だ。昨年登った槍ヶ岳も鹿島槍の後ろに顔を出している。剣、立山連峰、唐松、杓子、白馬鑓、うっすらと富士山の頭。一週間ぶりの晴れ間だそうだ。
・帰りはハイ松と高山植物を見ながらゆっくりと下山。
・ 山荘で、弁当をもらい8時35分、下山開始。岩場と尾根道を下りながら「西遠見の池」で一休み。今日もここまで下りてくるとガスがかかり、もう鹿島槍は見えない。
・再び急な下りを過ぎ、木道を進むと「大遠見山」着。尾根のアップダウンを繰り返し「中遠見山」に着くころには、霧が晴れてきて下界がはっきりと見え、暑くなってくる。「小遠見山」で昼食をとり、1時10分「地蔵頭」に戻ってきた。
・小遠見山は見えるが五竜岳は雲の中で見えない。 リフトとゴンドラで降り、2時前に「エスカルブラザ」へ戻った。
・ゴンドラ駅-(「テレキャビン」0:10)-アルプス平駅-(ペアリフト0:10)-リフト降口 (合計約30分)
・リフト降口-1:30-小遠見山2007m-0:30-中遠見山2037m-0:50-大遠見山2106m-0:35-西遠見ノ池-2:30-白岳-0:10-五竜山荘 (合計約6時間)
・五竜山荘-1:20-頂上-0:55-五竜山荘 (合計約2時間30分)
・五竜山荘-1:20-西遠見ノ池-0:25-大遠見山-0:40-中遠見山-0:20-小遠見山-1:00-リフト降口 (合計約4時間)
(2011.8.4~5)
とおみ駅
テレキャビン
地蔵ノ頭
小遠見山
沼地
大遠見山
猿
イワウチワ
西遠見の池
霧の中の五竜岳
最後の急坂
最後の鎖場
お花畑
五竜山荘
朝日の出
朝日の五竜岳
唐松岳と五竜山荘
霧の中を登る
鎖をよじ登る
鹿島槍
五竜岳山頂
鹿島槍を背景に
立山連峰と剣
地蔵ノ頭を見下ろす